皆さんは、仕事など何かに集中したいときに音楽を聴くことはあるでしょうか?
僕自身は昔から何かしら雑音があるところで作業をするのが好きで、
学生時代に勉強しているときは、図書館ではなくファミレスやマクドナルドで勉強していました。
音があると集中できないという人もいるかもしれませんが、
適度な音がある方が集中できるという人がいるというのも事実です。
しかし、最近の音楽はいわゆる「中毒性」のある曲が増え、繰り返し流れる音や言葉が耳に残り、
しばらく頭から離れなくなる体験は誰しも経験したことがあると思います。
こうした悩みを「聴きすぎない音楽」で解決しようと挑戦しているのが、東京藝術大学発ベンチャーのcotonです。
AIで自動無限生成する「soundtope」をはじめ、
音・身体・生活・テクノロジーをキーワードに最先端のソリューションを提供しています。
coton が無料公開した「soundtopeWB(well-being)」ベータ版は、
ウェルビーイングな音環境を整えるWebアプリケーションです。
soundtopeWBを起動してみると、音楽のような、音楽でないような不思議な音色が聴こえてきます。
メロディーを追いかけようとしても追いかけきれず、そのうち聴くこと自体を意識しなくなってきます。
ラジオや人の会話を聴きながら文章を書くのが難しいのは、
同じ“言語を扱う作業”のために脳の認知的リソースがぶつかってしまうからだそうです。
一方、何も音がなければ雑念が浮かんでくるのが脳の仕組みで、
適度な刺激や認知的負荷をかけることによって、作業により集中することができるそうです。
こうした音楽の脳内認知のプロセスが解明されてきた背景を受けて、soundtopeは改良を続けています。
宣伝やBGMなど、街にはさまざまな音が氾濫し、人を疲れさせてしまいます。
soundtopeは天気や騒音など人の心理に影響するさまざまなパラメータを検出し、
それに基づいて楽器音、自然音を組み合わせた音を提供します。
視覚によるデザインに比べると、聴覚のデザインにはまだ大きな可能性が眠っているといえそうです。
soundtopeWBは、AIがその場で音を組み合わせて音と音楽を生み出しています。
科学的に実証された「人に負荷をかけない音楽」を生成するのは、AIの得意分野なのかもしれません。
今は楽曲も「いかに人の耳に残るか」を考えて作曲家が作っていると思いますが、
それを裏返すと「いかに人の耳に残らないか」というニーズもあるということがわかります。
もちろん中毒性のある楽曲のニーズはあるわけですが、
他の事柄においても、対極にも隠れたニーズがあるかもしれません。
参考:藝大発、音のスタートアップ 「聴きすぎない音楽」で社会に貢献
https://b.bme.jp/17/4794/395/2376
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【前回のメルマガへのコメント返し】
・Tさん
全く知りませんでした。
ユーチューブでちいかわ講座を見て初めて知りました。
可愛いキャラで皆さんがはまっているのですね?
自分にはあまりピーンきませんが、でもこんな話が出た時に
知っているのと、知らないでは大きな違いです。
本メルマガを読む事で、今後も取り残されないと思いました。
→ありがとうございます。
正直僕もなぜここまで人気があるのかわかりませんでしたが、
要素を紐解いていくと今の時代のニーズを上手く捉えているのだなと思いました。
普段は関心がないであろうトピックスも、このように受け止めていただけると
メルマガが書きやすくて嬉しいです。
たくさんのコメントありがとうございます。
次回以降もこうしてコメント返しできればと思いますので、
感想やご意見などお気軽にお送りください!
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【ナレッジ共有ツール Qast】
組織に埋もれる個人の知識や経験を引き出し、
企業のナレッジマネジメントを成功に導くクラウドサービス
https://b.bme.jp/17/4794/396/2376
属人化よ、さようなら。
ベテランの技術伝承や優秀な社員のノウハウの共有、きちんとできていますか?
「Wiki方式」と「知恵袋方式」で、無理なくナレッジ共有できます。
【サハラプロジェクト】
運動経験ゼロの会社員が世界一過酷なサハラマラソンを完走するまでの戦いの記録です。
https://b.bme.jp/17/4794/397/2376
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次回更新は3/26(火)予定!お楽しみに!
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