ハンバーガーチェーンのバーガーキングが、「バーガーキングを増やそう」キャンペーンを行うと発表しました。
その内容は、お客様からバーガーキングの店舗にふさわしい物件を集めるというものです。
その物件が実際にバーガーキングになれば賞金10万円で、不採用でもクーポンがもらえます。
1月19日にX(旧Twitter)に投稿したところ、リポストは1.1万、いいねは1.3万もつきました。
そしてキャンペーン当日、2月5日午後1時に同社のWebサイトで受け付けたところ、
6日午前11時で2万件を超える応募があったそうです。
そもそも、なぜこのような企画を始めたのでしょうか。
バーガーキングは2019年5月に不採算店を閉鎖していきました。
しかし、どんどん店舗を畳んでいては、未来の姿が描けなくなってしまいます。
会社は「店舗をどんどん増やしていくぞ」と号令をかけ、2028年末までに600店舗の目標を掲げたのです。
店舗の担当者はいい物件があれば足を運び、いい情報があれば話を聞いて、急ピッチで店舗数を増やしてきたものの、
「このままのペースだと目標を達成することは難しい。アイデアを考えて、店舗を増やせないか」
ということで、キャンペーン実施に踏み切ったのです。
ちなみに、企画を考えたのは野村社長だそうです。
この企画の良い点は2つあります。
1つ目は、マーケティング調査ができることです。
寄せられた情報を確認して、多くの人が「〇〇県〇〇市に出店して」などと書いていたら、
そのエリアに潜在的なファンがたくさんいる…といった仮説を立てられるのです。
バーガーキングはフランチャイズの店が多く、オーナーは出店するかどうかを決めるにあたって情報を集めますが、
潜在的なファンがどのくらいいるのかといった数を知ることはなかなか難しいです。
ですが、このキャンペーンの場合は情報が増えれば増えるほど、リスクの少ないエリアをあぶり出せるのです。
2つめは、かかるコストを抑えられる点です。
担当者が走り回って物件情報を集めることにも人件費がかかります。
この企画の発案者の野村社長は、『社員紹介制度』を参考にしたそうです。
『社員紹介制度』は、例えば社員を採用するために採用媒体にお金をかけるところを、
従業員に「謝礼を支払うから誰か紹介してくれませんか」と募ることで、
採用コストを抑えつつ欲しい人材を集める方法です。
このように、他のジャンルで使われている手法を応用してみることでユニークな企画が生まれることもあります。
今はお金をかける前に知恵を絞ることで、やれることが多い時代のように思います。
仮に失敗してもお金をかけていないのでリスクは抑えられます。
日々様々なSNS企画が注目を集めています。
そういったことに目を向けてみると、自社の新たな施策が見えてくるかもしれません。
参考:バーガーキングの「10万円どうぞ」企画が面白い、2つの理由 生みの親に話を聞いた
https://b.bme.jp/17/4794/359/2376
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