

最近よくお笑い芸人の霜降り明星:粗品さんのYouTubeを見ています。
借金やギャンブルなど、一般的に見ればマイナスなイメージしかないような動画がメインですが、
それでもスパチャ額世界一位という記録を作るなど、多くの視聴者から支持を集めています。
動画の内容について少し触れておくと、例えば「競馬予想」「パチンコで何万負けた」「税金の支払いが足りない」
「お金借りれた」「借金替え歌」「仲の良い後輩と麻雀・チンチロ」など、かなり独自の路線を突っ走っています。
また、スパチャ(いわゆる投げ銭)をしてくれるファンについても、
スパチャの金額によって「カス、細客、太客、金脈」といった独自の呼び名をつけています。
本来であれば少額であっても支援してくれるファンに対してお礼の言葉があったりするものですが、
粗品さんは少額のスパチャを見ると「細客」と言い、塩対応になるとまで発言しています。
見る人が見れば失礼なのでしょうが、裏を返せば「ファンと同じ目線」になっているとも考えられます。
競馬で大負けや借金した、税金が払えないなどの動画について、
「負けたり不幸に遭ったりしているところがいいんじゃないですかね。底を見れば俺がいる、という。
ギャンブルに負けた人とかにも「自分の負けがちっぽけに思える」とよく言われますね」
と粗品さんは語っています。
大借金を「マネーエンタテインメント」として楽しませる背景には、
大博打を打つ昔ながらの芸人のスタイルを貫く、お金を稼ぐためでもオンラインサロンなどの嫌いなことはしない
といったある種の「プロ意識」が関係していると思います。
自己開示をして、自分の醜い部分も含めて曝け出すことで、
より深い共感を得られる=エンターテインメントに繋がっているのかもしれませんね。
参考:霜降り粗品と森永卓郎に「お金」について聞いてきた。借金をエンタメにする「マネーエンタテインメント」はいかにして成功したのか
https://b.bme.jp/17/4794/109/978
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