

花粉症は「我が国の社会問題だ」と岸田総理が発言するほど、花粉症に悩まされる人が年々増えています。
かく言う僕もそうなのですが、今回はそんな花粉症の目に効くという「完全まばたき」のお話です。
目の病気の一つに「ドライアイ」があります。
「ドライアイ」は、涙の分泌量の不足や質の低下によって涙が目全体に均一に行き渡らなくなったために、目の痛みや不快感、見え方の低下など目の不調を引き起こします。黒目の角膜や白目の結膜の細胞が傷つき細胞の自己修復能力も弱まるため、乾燥や外敵からの防御能力(バリアー機能)が落ちてしまい、さまざまな目のトラブルを引き起こしがちです。
つまり、ドライアイがあると花粉症は悪化しやすいということになります。
通常、花粉症になると花粉を洗い流そうとして涙は増える傾向にあります。
そのため、花粉が飛び交う時期はドライアイ症状を自覚しにくくなります。
ただ、「涙の質が悪い」「角膜や結膜が弱っている」というドライアイ状態が改善したわけではない上に、
目のバリアー機能が花粉との戦いに回されるため、戦場となるドライアイ患者の目のダメージは大きくなる一方なのです。
このように弱っている目に花粉が張り付くと、白目の結膜では目の知覚神経を刺激するヒスタミンを放出し、
強いかゆみを引き起こします。
黒目の角膜には体の中でも一際神経が集中しているため、痛みを引き起こしがちです。
このような状況を打破するには病院に行くのが一番ですが、まばたきを意識するだけでも症状が少し緩和されるそうです。
実は、まばたきをちゃんとできている人はほんの少数だそうです。ほとんどが「8割しか目を閉じていない」
「まばたきが速すぎる」人なのです。
通常、まぶたが閉じると同時に目玉は上へ上がるので、目は白目になっているものです。まばたきがちゃんとできていない人は、まぶたが閉じ切っていないので、目を閉じてもまぶたのスキマから黒目が見えてしまっているのです。
まぶたを閉じ切って、しっかりまばたきをする。「完全まばたき」を意識するだけでも、自前の目薬を頻繁に差しているようなもので、この辛い花粉症の時期を乗り越えられるかもしれません。
参考:ストレスとドライアイ 花粉時期は要注意、改善の3つの習慣https://business.nikkei.com/atcl/plus/00052/032300006/?P=2
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