
史上2人目、7つのタイトルを同時に保持することとなった将棋の藤井聡太七冠。
将棋界を席巻する若き天才の陰には、将棋AIの存在があったそうです。
奨励会三段に上がった頃、どうすればこれ以上強くなれるのかわからなくて、
閉塞感みたいなものを感じていた藤井七冠。
その頃からAIで将棋の研究を始めたそうです。
研究をしていく中で、自分の序中盤の判断の甘さと
終盤は逆に自分の方が正確に指せていることもあるということに気づきます。
そのソフトを参考にしながらも自分でも考えることが必要になってくるということを感じ、
AIから学び、自分でも考えるというスタイルになっていったそうです。
囲碁や将棋といった空間が限られた世界のボードゲームでは、競争という点では完全にAIのほうが強くなっています。
だからこれからはコンピュータを活用することで、逆に人間がどんどん強くなっていくという段階に入っていく気がします。
と、藤井七冠は語ります。
ただ、才能とAIの進歩があっただけで強くなったわけではないように思います。
将棋に対する好奇心、そして愛が必須だったのではないかと。
それが垣間見えるエピソードがあります。
「藤井聡太さんは負けた感想戦で笑顔になる」
同じプロ棋士が驚くほど、自分が勝っても負けても次に勝つことを目的として
「こう指すことで、よりよい将棋になるんだな」
と、インプットしていくのです。
その後の食事会でも詰将棋の話など、将棋に関する話題が尽きないそうで、
将棋に対する好奇心と愛が群を抜いているのだと感じます。
藤井七冠の快進撃には、才能とAI、そして将棋愛があったということですね。
「AIから学び、それをどう活かすか(自分のものにするか)」
このような考え方でAIと向き合っていくのが良いのかもしれません。
参考:藤井聡太が見る未来「AIを利用すれば人間はどんどん強くなれる」
https://gendai.media/articles/-/90067
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