令和4年度成長産業育成のための研究開発支援事業に採択されました

昨年度に続き本年度も、近畿職業能力開発大学校様と連携し、「有害鳥獣類スマートガードシステムの研究」に取り組むことになりました。

IoT技術を利用して、農業現場に求められる各種の脅威に対する総合的な検出と機器による対応の自動制御 をおこなうシステムを開発することを目的としております。

当年度においては、鳥獣盗難被害等への対応を省力化するための機械学習・クラウドフレームワークの開発を行います。

有害鳥獣などの侵入を検出するための、音や振動などのセンサデータをクラウド上に蓄積し、機械学習により脅威の種別を判別し、適切な対応を自律して行うためのフレームワークを構築します。

また、奈良先端科学技術大学院大学の新井イスマイル准教授に本研究の技術顧問を引き続き依頼しております。

成長産業育成のための研究開発支援事業(旧COEプログラム)

兵庫県では、次世代産業を中心とした成長産業分野の育成を図るため、比較的初期段階にある産学官連携による共同研究を支援する提案公募型の研究補助制度「兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)」を平成15年度から実施してきました。
令和4年度からは「成長産業育成のための研究開発支援事業」と名称を変更したうえで引き続き事業を実施します。
なお、本事業は次の2つの区分を設けて研究提案を募集します。

<可能性調査・研究>
産学官連携による共同研究体制の構築とともに、先行技術や市場調査及び予備的実験を中心とした萌芽的・準備的なレベルの調査研究を支援します。

<応用ステージ研究>
産学官連携による応用研究段階の共同研究チームに対し、国や企業の大型研究プロジェクトなど、本格的な研究開発段階への移行を支援します。