ひげそりのアレを無くしてみると…？引き算の発想【2023/12/12】

パナソニックが、手のひらに収まるサイズの5枚刃の電動シェーバー

「ラムダッシュパームイン」(ES-PV6A)を9月1日に発売しました。

“なでるように剃る”という新感覚のシェービング体験を提案する新製品。

従来の5枚刃の機種と比較して体積が約70%というコンパクトボディを実現しており、

気軽に持ち運んで、思ったときに手軽にシェービングできるというスタイルも提案する製品になっています。

この製品は、「持ち手」を無くしてみたわけですが、

これが既に想定の15倍以上の売れ行きだそうです。

国産電動シェーバーの先駆けとして市場をけん引してきた

パナソニックのDNAが存分に生かされている製品と言えるでしょう。

国産電動シェーバー→パナソニックといったブランドイメージがありますが、

強いブランドになるきっかけをみると、その多くに共通することがあります。

それは　“引き算”の発想です。

スティーブ・ジョブズが1997年にアップルに復帰すると同時に行ったのは、

製品ラインナップの“引き算”でした。

「何をしないかを決めることは、何をするかを決めるのと同じぐらい重要だ」

「何かを捨てないと前に進めない」（スティーブ・ジョブズ）

日本人は、昔から「足し算」ではなく、「引き算」に価値を見出してきました。

簡素に美しさを見出す「禅」や「茶道」、わずか17文字からなる世界で一番短い文学「俳句」…、

「引く力」は、日本人が伝統的に持つ強みです。

自分の周りのビジネスから何を引けるかを考えることで、

ブランドの強化やヒット商品が生み出せるかもしれません。

参考：シェーバーの常識を覆す「ラムダッシュパームイン」ヒットの秘訣を探る！

世界ブランドを生み出す「引き算」の発想

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