「ちょっと頑張るひきこもり」が歌う社会不適合【2023/09/26】

少し前のメルマガにも書きましたが、YOASOBIなどインターネットをきっかけに、
動画や歌の配信、ゲームや楽曲制作などマルチな才能を発揮して今を走り抜けるデジタルクリエイターが数多く生まれています。

今回はネットカルチャー発の女性シンガーとして脚光を浴びる「ナナヲアカリ」さんについて取り上げます。

公式サイトでの彼女の自己紹介は、「基本コミュ障。ちょっと頑張るひきこもり」。
そんな彼女が歌う曲は社会不適合をテーマにしたものが多く、独特な歌詞と曲調が若者の心を虜にしています。

なかなか上手く喋れないコミュ障・「いいね」が欲しいSNS中毒など、
現代の若者が共感を覚えるようなテーマをポップに歌っています。

「幸せになりたくて頑張っているのに、疲れちゃったり逃げ出したくなるのはなんでだろう？」
「現実逃避したい」
「SNSでいいねをもらうために背伸びしてしまった」

日々を適当に生きていたいという人間のダメなところを、受け入れ、時に批判し、
それをおもしろかわいく歌っているところに、ナナヲアカリさんの魅力があるのかなと思います。

人には長所があれば当然短所もあります。
今の時代、そこで短所に悩んでしまう人の方が多いように感じます。
「悪いところもあるけど肩の力抜いてありのまま生きたらいいんじゃない」
生きづらいと感じることもある世の中を上手く生き抜いていくヒントがここにあるのかもしれません。