麻雀といえば、かつては「タバコ・ギャンブル・徹夜」といったネガティブなイメージが強い娯楽でしたが、最近はそのイメージが変化してきているようです。
2018年には競技麻雀のプロリーグ「Mリーグ」が発足するなど、メディアで取り上げられる機会も増えています。
ビジネスの素養は麻雀で学べる…そう考える経営者は少なくなく、会社の枠を超えて団体をつくり、普及を進めている例もあります。
なぜ麻雀がビジネスに繋がるのか。
サイバーエージェントの藤田氏は次のように語っています。
「会社と同じで、運にめちゃくちゃ左右される。社内の出世にしても、起業するタイミングにしても。一見、運だけで成功した人がいると、嫌になることもありますが、トータルでみると、努力している人や実力がある人が勝っていく。麻雀とビジネスは、運と実力のバランスが似ているんですよ」
1局で見ると、運の強い人が実力のある人に勝ってしまうこともありますが、それは長くは続きません。
押し引きや勝負のタイミングを見極め、親のリーチや複数人のリーチ、高そうな手を張っていそうな時など、勝負すべきでないタイミングでは降りることも重要です。
対局中は選択の連続で、常に「期待値をもとにすると、どちらが得か損か」と考えますが、同じ一局の中でもすぐに変わります。
刻一刻と目まぐるしく変わる状況の中で、最善と思われる手を打つのは、ビジネスにおいても同様です。
麻雀は、34種類の牌が4枚ずつ、計136枚を使い、常に「自分から見える情報」と「見えない情報」があります。
例えば、ある種類の牌が既に3枚見えていれば、残りは1枚。
そして「この人はこの役を狙っているから、多分その1枚は持っていない。ということは…」と推測します。
ビジネスでも、既存顧客の数や市場の大きさなど、見えている情報は徹底的に調べるのが基本で、そこから見えないもの、潜在的な需要を推測していきます。
また、忍耐力を問われる場面も多くあります。
自分が最善手を打っていても、自分より早くアガられる。
ツモ上がりなら点数も取られます。
しかし、この理不尽に感化されて焦って闇雲に勝負してしまうと、傷口を広げてしまうことにもなりかねません。
あくまでも勝負できるタイミングをじっと待つ必要があります。
実際に人と打ってみると、その人の身体的なクセや思考のクセが見えるのも面白いところです。
対局中の何気ない仕草や発言、表情にも気をつけないと相手に情報を与えてしまいます。
麻雀というゲームひとつで学べることは数多くあると思います。
結局のところ、いろんなものからヒントを得るということが大事であり、
そのアンテナを立てていないとただのゲームになってしまうのではないでしょうか。
是非お誘いお待ちしております。
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