いきなりですが、仕事をする上でどこまでお客様に正直に向き合えているでしょうか?
もし自分が嘘をつけなくなったときにどれぐらい困るでしょうか?
営業のやり方は様々ですが、“口八丁”で売り上げナンバー1を誇るやり手の不動産営業マンが、ひょんなことで嘘が一切つけなくなり、正直さだけを武器に海千山千の不動産業界で悪戦苦闘する…という設定の漫画「正直不動産」が今回のネタです。
主人公: 永瀬財地は、巧みな話術で登坂不動産の成績ナンバーワンに長年君臨していました。
しかし、壊した祠のたたりにより突然嘘がつけなくなってしまいます。
本音しか語ることができないため、お客様との交渉に悪戦苦闘。
“正直すぎる”営業マンとなった永瀬は、海千山千の不動産業界を渡り歩けるのか…というのが物語の大まかなあらすじです。
契約後にトラブルになる可能性がわかっているのに、あえて伝えていない。
契約前に言うと業者が損するとか、あるいは契約そのものが取れなくなってしまうから、重要事項説明でも説明がなされていない。
都合の良いことだけ伝え、お客様をその気にさせ、契約をバンバン勝ち取るというのが永瀬の営業スタイルでした。
そのスタイルが完全に崩れた永瀬の成績はガタ落ちし、不動産営業をやめようと考えるほどになりました。
不動産営業に限らず、営業の仕事は全部喋ってしまうとまずいことがたくさんあるでしょう。
今までのやり方が通用しない、あるいは永瀬のようにやろうと思ってもできないということが、いずれ起きるかもしれません。
物語の序盤で描かれていますが、嘘がつけなくなった状態で今までのような営業をしようとした永瀬は、結局嘘がつけないことが仇となり、お客様を怒らせてしまいます。
そこからモデルチェンジをし、”正直さ”を武器にして少しずつでも着実にお客様を獲得していく永瀬の姿は、営業のみならず仕事をしている方であれば参考になる部分もあるかもしれません。
「時代や環境に合わせて自分の仕事のやり方を変える」
「お客様と正直に誠実に向き合う」
当たり前のことかもしれませんが、それを当たり前にできる仕事をしていきたいものですね。
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